密厳寺　和尚の小言

先日、お檀家様宅へお参りに伺いました。檀家さん曰く「お寺さんは塔婆書けますよね！家の法事の時には塔婆を何時も書いて持ってきてくれますもの云々」、拙僧「ま～決して上手ではないですが毎年、経木塔婆や６尺塔婆を書きますよ」　また、檀家さん曰く「お寺さん、知ってました実家の住職は塔婆が書けないんですよ･･･」 何かの間違いかと思いますが、塔婆を書くのは真言宗ではゴクゴク当然のことで「悉曇（梵字）」の授業が大学や専修学院で有るくらいですから。他宗といえども塔婆を書く宗派では当たり前の事と思うのですが？

今年は８月１日に「御廟（永代供養合同墓地」に永代供養家名と功徳主のお名前を浄書してお供えしました。

3Dのコピー機が出来る時代です。技術も進化して将来はバーチャル塔婆が当たり前の時代が来るかもしれません。

因みに大学時代に指導を受けた　吉田教授は「梵字・戒名は真言宗の僧侶が修行を積み、一字一字に念を込めて浄書しなさい」と教わりました。40年前の話ですが！