拙僧は30年来の間、妙見菩薩様の霊符をご信者さまの願い事に合わせて浄書しています。こちらは妙見菩薩様の厨子宝前に献じて「願い事」「氏名」を浄書してから開眼する霊符です。妙見菩薩様は現在の中国で発祥し菩薩で有りながら天部の仏様ともされています。北極星・北斗七星と癒合したとの説が有力ですが、こちらの仏様の御利益も多種多様に分かれていて理解するにはずいぶん時間と修練が必要とされています。妙見菩薩様が拙寺に招来されて10年間は「長い生き物(例:ウナギ・太刀魚等々)」を節制する契約を仏様と結びましたが、ふとしたところから
長物を食してしまい一週間は体に変調をきたしたことがあります。 南無北斗妙見
護摩行にも色々な修法があることは以前もつぶやきましたが、これは護摩行の「次第(行本)」のほんの一つです。一段と三段の護摩行本です。願意を書き込み一千枚の護摩木(本来はもっと多い場合もあり)を祈願する修法もあります。明日はお世話になっている人への感謝を込めた報恩謝徳の護摩行を行います。
本日の護摩行は偏衫・如法衣を着衣して行いました。偏衫・褊衫は古代の中国で考案されたもので簡単に言うとセパレート式の衣です。真言宗では「祈願」と「滅罪」では衣を替えて用いるのが常とされています。
拙僧も葬儀や法事用と祈願用では持ち物から全て変えています。偏衫・褊衫は二十年前に高野山の円通律寺(真別処)で3つの戒律を授かり其れ以来、偏衫・褊衫を被服するようになりました。豊山派ではあまり見かけませんね。
今月28日不動尊縁日に勤修する供物に「勝栗」をお供えします。「勝つ」という名前から試験を始め、勝負・仕事・病気に勝つなど、立身出世や成功、病気回復を願う縁起物として用いられています。 南無大日大聖不動尊
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