密厳寺　和尚の小言

長年に渡って修復を重ねてきた境内にある納骨墓地の清掃と外壁の工事を行っています。先日は墓地の外枠を外し中のお地蔵様や仏具の清掃を行いました。国道側の外壁も高圧洗浄機で綺麗に汚れが取れました。天候の状態を見て、下地を塗り、色揚げを行います。コロナ禍にあって人心が乱れがちな今だからこそ、檀家様の心の拠り所となる墓所と外壁を綺麗にすることにより少しでも人心の安寧を願うばかりです。　南無大師遍照金剛

２日は下塗りした納骨墓地と外壁の色揚げが終了致しました。併せて駐車場の白線も引くことが出来ました。だんだんと綺麗になっていくのは嬉しいものです。額に汗する、秋の一時です。本来ですとお盆までに完成予定でしたが、人生と同じでなかなか予定通りにはいかないものです

以前の掲示板はお檀家様が寄進して下さった物です。東京の下町で鉄工所を営まれていた方で、余市に移られてから作成し拙寺に完成品をご寄進頂きました。鉄部の損傷が激しく、今回は外壁工事と併せて壁に埋め込みました。お檀家様の寄進されたものは全てご本尊様への布施と考えています。大切に使わせて頂きます。９月には制作者の十三回忌法事を済ませたばかりで故人もお浄土で微笑みなさっていることでしょう。