出典は諸説有るが、古代イスラエルの賢人王ソロモンに由来するとされている。自分の周りを見ると雄弁で世の中を知り尽くしているが如くに語る人をよく見かける。
しかしながら、薄っぺらい知識は賢者にしてみると直ぐに見抜かれてしまう。
老子の出典に「知る者は言わず、言う者は知らず」という言葉がありますが、これも「聞く」には触れていません。
昨今のコロナ禍で人心は荒んでいるように感じられる今日この頃です。
先の大東亜戦争で今日の日本国を守り抜いて戦禍に散って行った人々に尊崇の念を持つのは日本人としてごくごく当たり前の事と考えるのは可笑しな事でしょうか?
僧侶が言うのがおかしいと思われるかも知れませんが、私たちは「廻向戦没英霊」と毎日のお参りでお唱えします。
未だウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)に支配されている日本人が居ることに将来を危惧するのは拙僧だけでしょうか・・・
今日、名前も職場も一切云わず、言い訳ばかりして去って行った檀家さんか居ました。何が目当てか直ぐに解りましたが、仏様は語らずに観ていることでしょう!
本日から全国一斉に「春の交通安全運動」が15日まで行われます。
拙寺の交通安全観音(聖観世音菩薩)様と並びに不動明王様(四国:大本山 善通寺招来)併せ本年より新たに御招来致しました忍路土場:不動明王様に本町の限りない交通安全と町民安寧を大護摩修法を以てご祈願致しました。
コロナ禍とあって万全の準備をしての「交通安全祈願祭」と成りました。
表白(法要の趣旨)を読み上げましたので内容をご紹介致します。
「古くに幼児を交通事故により亡くした母親は、悲涙の中にあって聖観世音菩薩の一体を造立せし誓願を起こし、爾来、当寺にて安置し切に交通安全事故の撲滅を願う(中略)篤信の信者 村尾氏、四国は善通寺より招来せい不動明王を当寺に共に安置し、町民の安寧を願うもの也」
交通安全聖観世音菩薩様には摩訶不思議な逸話があります。
一時、「政教分離の意味からお寺での祈願祭は宜しくない云々」との事から取りやめた年がありました。その年は、交通事故が後を絶たず交通事故死の方が出ることとなってしまいました。
現在も拙寺の交通安全祈願堂(來堂)でこの時期に開催される由縁です。
「真言は不思議なり、観誦すれば無明を除く」(弘法大師著:出典 般若心経秘鍵より)心に響く、無明を除く見えない不思議な法力です。
南無大師遍昭金剛
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