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密厳寺 和尚の小言
2020-04-19
星の下
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長年日記
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「この星に生まれる・・・」人はそれぞれ星の下に生まれるとは、古来より太陰暦(旧暦)から割り出すことができます。弘法大師が遣唐船で唐(現在の中国)から持ち帰った多くの宝物・密教経典の中に『宿曜経(正式名:文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経)』があります。現代では、太陽暦で日々の生活が営まれていますが、先の大戦までは太陰暦が用いられて居ました。良く、日めくりのカレンダーなどの旧暦の日が書かれているのをご覧になった方も居られるでしょう。しかしながら、自分の生まれた年月日が旧暦で何年何月何日かは、あまり知っている人は多くないと思います。これを割り出すのが『万年歴』です。ひそかに他人の性格や相性を知るには、この旧暦が多く関わっています。後に、朝廷では二十七からなる「宿日」を用いて自らの性格や将来を占った記述が残っています。旧竹田宮宅の作家・政治評論家である竹田 恒泰氏はとある番組のインタビューで「自分の生年月日は教えないです。何故なら呪いを掛けられますから・・・」と、答えています。因みに、旧暦五月五日の曜日を調べるとその年の動向が解ると古くから言い継がれています。戦国武将が嫡男が生まれると決して誕生日時を知らせなかったのもこの説に由来しています。
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