今年も北海道拙寺の境内に総本山長谷寺(桜井市:大和長谷寺)から持ち帰った牡丹が満開に咲きました。唐の時代に馬頭夫人(ねずふみん)が心優しく王様の寵愛を受けていましたが、お顔に自信が無く七昼夜東方(大和長谷寺)に願いを掛けたところ七日目の明星に紫雲に乗った僧侶が現れました。馬頭夫人は鏡を見ると大変美しいお顔になって居たという逸話に由来します。大変に喜ばれた馬頭夫人は大和長谷寺に多くの宝物をお贈りなされました。その一つに「牡丹の花」があったそうです。
真言宗豊山派のお寺では総本山長谷寺に牡丹を献上したり自坊の境内に牡丹を植える習わしがあります。
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