今年も「立春大吉」と「大般若経六百巻」の御札を梵書しました。節分も近づき真言宗の祈願寺では、この時期にこの2種類の御札を山門やお堂に張り付ける習わしとなって居ります。お寺にお越しになる参詣者の無魔を祈念する意味合いもあります。平成年号が改まる年が世界の恒久平和でありますことを祈るばかりです。

仏教の「おみくじ」の由来は江戸時代に活躍し影の総裁とも呼ばれた慈眼大師天海僧正が夢枕に立たれたお告げを元に観世音菩薩を訪ね古木を見つけ造られたのが現在の「おみくじ」であり「元三大師百籤」に吉凶の詳細が書かれています。基本的には観世音菩薩ご真言「オンマキャキャロニキャソワカ」と七返或いは二十一返を唱えてから「みくじ函」を振って出た番号を「元三大師百籤」の解説本を読み聞かせ吉凶を教えます。「おみくじ」と「観世音菩薩」は強い関係があります。 南無観世音菩薩
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