本日は弘法大師の御入定の日で在り、拙寺の春彼岸法要が勤修されました。全檀家様の合同供養を管内御寺院様のご出仕を仰ぎ無事に法要を終えることが出来ました。
コロナ禍と言うことこともあってお食事はお持ち帰りをご用意させて頂き消毒・ソーシャルディスタンスを保っての法要と成りました。
早期の終息を総本山長谷寺御分身の十一面観世音菩薩様に供養と現世の御利益をお願い致しました。
必ずや報恩謝徳が叶うことを願って止みません。 合掌
当山では毎月28日に護摩堂にて護摩修業を行います。護摩の修法にはその目的(願意)に応じて方角・護摩炉等々が決められています。大きく分けて「増益」「敬愛」「調伏」「息災」の四修法があります。写真の物はご本尊様の御利益を頂戴する供物(特別な薬物)です。蓋に覆って居る物は『加持物』と云い、一般には願いに応じて変えます。私の護摩は、一切の『加持物』を公表していません。何故であるならば、『加持物』を何にするかによってその効果が全く違うからです。滅多に使いませんが「調伏法」である特殊な『加持物』を使う場合があります。
古典には「調伏法(梵:アビチャーラカ)は降伏法ともいい、敵や悪魔を祈伏し、場合によっては死に到らしめる法である」と記されています。
決して、降伏法の『加持物」は多言しない理由です。
南無大日大聖不動明王
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