当山では毎月28日に護摩堂にて護摩修業を行います。護摩の修法にはその目的(願意)に応じて方角・護摩炉等々が決められています。大きく分けて「増益」「敬愛」「調伏」「息災」の四修法があります。写真の物はご本尊様の御利益を頂戴する供物(特別な薬物)です。蓋に覆って居る物は『加持物』と云い、一般には願いに応じて変えます。私の護摩は、一切の『加持物』を公表していません。何故であるならば、『加持物』を何にするかによってその効果が全く違うからです。滅多に使いませんが「調伏法」である特殊な『加持物』を使う場合があります。
古典には「調伏法(梵:アビチャーラカ)は降伏法ともいい、敵や悪魔を祈伏し、場合によっては死に到らしめる法である」と記されています。
決して、降伏法の『加持物」は多言しない理由です。
南無大日大聖不動明王
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