早朝、拙寺のご本尊前にてお参りに訪れる方である。お線香をあげると正面玄関前で経本を取り出し、お経を唱えている。何かのお願い事、何かの願掛けかも知れない?拙僧が朝の勤行・掃除を終えると、参拝者に声を掛けた。初老の参拝者は落ち着いた笑顔で「おなようございます」と言って読経を始めた。徳のある方は笑顔が素敵である。心穏やかな信仰の生活を顧みた気持ちになりました。
今日は、「二十大師」と言って、古くから弘法大師が御入定された前日とあって御利益を授かる日として知られている。徳は表情に顕れるもので、徳は人知れず積むことに大いなる御利益があるものです。
Copyright (C) mitsugonji. All Rights Reserved.