本日は仏教をお開きに成られた「お釈迦様」のご生誕を祝う日「降誕会」です。写真に写っているのは曼荼羅の盾です。曼荼羅は「金剛界」と「胎蔵界」から成り、その二部を以て両部界会といいます。曼荼羅には、胎蔵界曼荼羅に釈迦院があり釈迦如来(釈尊)を中央に、釈迦の四侍尊(虚空蔵菩薩・観自在菩薩・無能勝金剛・無能勝妃)の他、 遍知眼、毫相、五仏頂、三仏頂など、計39の諸菩薩・釈迦弟子によって構成されるています。昔は、余市仏教会でも五月にお釈迦様の誕生を祝い誕生会を多くのお稚児さんが参加し、灌仏(お釈迦様の像に甘茶を掛ける)や献灯・献花を行っていました。時代の流れと共に少子化の波も、仏教会まで押し寄せています。お釈迦様はルンビニでお生まれになり、七歩進んで天を指さし『天上天下唯我独尊』と言われたとされています。諸説ありますが七歩進まれたのは六道(天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道)脱した悟りし人の意味があるとされています。六道輪廻の思想がここから始まったとも考えられています。
Copyright (C) mitsugonji. All Rights Reserved.